院生を秘書と呼ぶ教授
うちの教授は,最も長時間の雇用関係(謝金の出処は,科研費か校費)にある院生を秘書と呼ぶ。
例えば,秘書が新しく交代した時には,「新しく入った秘書の○○くんです」と,事務や会計に紹介して回るのが慣例である。
また,「秘書室」という名の隔離部屋が存在する。この部屋への配置を命じられた暁には,勤務予定時間の内外に関わらず,膨大な雑務が無慈悲に降り注ぐことになる。
アカハラ相談室の相談員の方には,これまでいろいろな事例を見てきたが,そんな例はこれまで見たことも聞いたこともないと言われた。
秘書と呼ばれることをもって,直ちに問題行為であるとは言えないかもしれないが,秘書とは一般的には,上司の重要書類を扱ったり,雑務全般を代行したりするものであり,院生が自身の学業や研究を第一に進めながら,片手間にできるアルバイトではないと考えられる。
教授は,これを理解しているのか否か定かではないが,院生に対して「院生」というラベルを引っ剥がし,「秘書」というラベルを新たに烙印することで,自らの行為を正当化しているように見受けられる。
その酷い業務内容について,今後少しずつ暴露していくことにする。